【APC/アーペーセー】大人向けデニムの生地はジーンズの聖地児島産
皆さん、デニムを履いてますか!僕は週4くらいで履いてます。今はUNIQLOやGUなど、デニムをファストファッションブランドで安く手に入れることができる時代です。がしかし!人によっては毎日履くのがデニムです。
ちょっとだけ背伸びして、ホンモノのデニムを手に入れちゃいませんか?2年、3年、それ以上に履き込んで経年変化を楽しんでみませんか?今回はそんなホンモノのデニムブランド「APC/アーペーセー」について紹介していきます!
1. 大人なデニムAPC
まずは僕のオススメデニムブランドAPCについてです。APCは1986年にフランスの有名デザイナー「ジャン・トゥイトゥ」設立したブランドで、その名の由来は「生産と想像の工房(Atelier de Production et de Creation)」の頭文字から来ています。ファッション業界では、YojiYamamoto やIsseyMiyake のように自分の名前をブランド名にする方が多いのですが、ジャン・トゥイトゥは、洋服のデザインとブランド名を関連付けさせたくなかったため「APC/アーペーセー」という名前にしたそうです。
APCのデニムの生地は全て日本国産。それも岡山県の児島産です。児島といえばジーンズの聖地で有名ですね。日本製のデニム生地は、海外のものと比べて、色落ちがキレイでかつ耐久性に優れています。縫製やボタンなどは時期によって生産地が変わりますが、生地だけはmade in japan です。また、生地の端がほつれにくい赤耳を使ったセルヴィッチデニムなので、縫製も耐久性に優れています。そして、APCのデニムは生地にノリが付いたままのノンウォッシュデニム(生デニム)なので、履き込めば履き込むほどにアジがでていき、世界に1つだけのデニムになるでしょう。
生地、縫製ともに耐久性に優れ、経年変化も楽しめる。それがAPCデニムです。ファストファッションブランドでは味わえない、まさに大人のデニムでね!
ジャン・トゥイトゥの経歴
一応簡単にAPCを設立したデザイナーのジャン・トゥイトゥについても紹介していおきます。彼は1951年にチェネジアで生まれ、その後パリのソルボンヌ大学に進学します。言語学や歴史学を学んだ彼は、卒業後1年間南米を旅したそうです。行動が謎ですね。
その後、当時和服を用いたデザインでパリを沸かせていた日本人デザイナー高田賢三の設立した「KENZO」に倉庫番として就職します。1997年倉庫番から本社へキャリアアップし、アニエス・ベーでも経験を積み、1986年APCを設立しました。最初はメンズ専門ブランドでしたが、すぐにレディースラインも発売し今に至ります。
2. APCデニムはデザインがシンプル!
APCデニムはシンプルの極みと言っても過言ではありません。Levi’sやEdwinなど有名メーカーのジーンズには必ずと行っていいほどついている革パッチはありませんし、ステッチの装飾もありません。また、ボタンフライ仕様なので修理が簡単です。ジップだと修理できませんからね!
特徴といえば、赤耳、オレンジ色の縫製糸、右上についているコインポケットくらいです。そのシンプルさ故に見る人が見れば、「あ、それAPCじゃん」ってなっちゃうんです。めちゃめちゃにカッコいいでしょ?
そんなAPCデニムには3つの定番モデルがあるんです。
3. 定番モデルはこの3つ
1つ目がニュースタンダード。これはストレートシルエットなので、股から足首まで真っ直ぐ落ちるシルエットです。ストレートでありながら、足首付近から少しだけテーパードがかかっているので、選ぶサイズによってタイトにもルーズにも履くことができる逸品です。どちらかというと、昔ながらの古き良きシルエットのデニムです。
2つ目がプチスタンダード。これはニュースタンダードに比べると股上が浅く、全体的にスリムなシルエットです。言うならば、スリムストレートシルエットでしょうか。ニュースタンダード同様、裾に少しだけテーパードがかかっているので、選ぶサイズによってストレートにもタイトにも着れます。日本人の体型に合ったモデルとして人気なので、最初の1本にオススメです。
3つ目がプチニュースタンダード。これは、ニュースタンダードとプチスタンダードの良いとこ取りをいしたようなシルエットをしています。股上が深めというニュースタンダードの特徴を取り入れつつ、膝から裾へのテーパードをプチスタンダードよりも強めにかけることで、履きやすく細身なシルエットをしています。実は私が持っているのもこのモデルです。履きやすく細身なデニムと言えば、スキニーパンツをイメージするかと思いますが、プチニュースタンダードにストレッチ性は皆無です。つまり、時間が経てば経つほど劣化していくポリウレタンが入っていないのです。実はそれが決め手となって私は購入しました(笑)
以上3つがAPCの定番モデルでした。ストレッチ性のあるパンツはどうしても劣化していまいがちなので、長く履ける細身のデニムをお探しの方は、プチニュースタンダードがオススメです。
4. バトラープログラムに挑戦しよう!
APCは「バトラープログラム」という試みをしています。これは、綺麗に色落ちしたデニムをAPCに持っていき、バトラープログラムに適していると判断されると、同種の新しいデニムと半額で交換できるというプログラムです。この時持っていったデニムはAPCがクリーニング、補修をし、デニムの裏に最初の持ち主のイニシャルをプリントした後、店舗で販売します。
自分が履いていたデニムが誰かの手に渡り、大切にされる。というのは非常に良い試みですよね。さらに半額で新しいものが手に入るというのもデカイ。通常22000円弱するAPCデニムが10000円で手に入ると考えたら挑戦するしかない!僕も今履いているプチニュースタンダードが綺麗に色落ちをし終わったら、このバトラープログラムに挑戦しようと思っています。皆さんも是非是非!
5. おわりに
以上がAPCデニムの魅力、特徴でした。量販店で販売されているデニムもいいですが、5年、10年履いて経年変化を楽しむシンプルなデニムも良くないですか?日本の主要都市には大抵店舗があるので、見かけた際は定番3モデルを試着してみてください!僕のオススメはプチニュースタンダードです。細身で履きやすいのに、ポリウレタンが入っていないのはデカすぎる!!!
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