NHK受信料収入が過去最高の7000億円!?その理由はなぜ?
2019年5月14日、NHKは2018年度の受信料収入が過去最高だったことを発表しました。
その金額はなんと712200000000円。
見にくいですよね(笑)7122億円です。
「NHK 受信料」と検索すると、一番上に出てくるのが「断り方」の文字。
ココから分かるように、世間ではNHKの集金が非常に嫌がられています。
それなのに、なぜ受信料収入が過去最高額を記録したのでしょうか。
今回は、NHK受信料がどうして過去最高額を記録したのか、その理由を解説します!!
1.NHK受信料の仕組み
NHKの受信料を「毎月払っているけど、よく分かってない」って方多いと思います。
「テレビがあったら払うの?ワンセグ携帯は?」「家にテレビないのにNHKの受信料払ってる・・・」
なので、まず簡単にNHKの受信料の仕組みを解説します。
支払い義務はあるの?
まず、この問題でしょう。
支払い義務があるのか、ないのか。
一応、支払い義務が有ります。
しかし、払わなかったときの罰則が決められていないので、払わなくても刑事事件にはなりません。
どういうことかというと、
→契約する:受信料を払わなければならない
→契約しない:受信料を払う必要はないし、何か罰せられることもない
といった感じです。
結論、家にテレビがあったら契約する義務はあるけど、契約しなくても何か起きることはない。
ってことですね。
もし、今後、「家にテレビがあったらNHKと契約しなければならない」という法律ができてしまったら状況が変わりますが・・・
ワンセグでも契約義務はあるの?
これは非常に難しいところです。
ただ、2016年に、ワンセグ携帯のNHK契約義務についての裁判が行われたんですけど、そこでは「契約義務はない」という結果になりました。
というのも、テレビはTV番組を見るために購入しますよね?でも、携帯やPCは他の用途で買ったけど、たまたまワンセグ機能がついていたそんな可能性があるんです。
しかも、「ワンセグ使用のために携帯を買った」なんて証拠はどこにもないわけですから、NHK側も強く出れません。
だから、ワンセグ機能付きの携帯やPCを持っていると契約義務があるかどうかはグレー
って感じです。
もうそのへんは正直、使用者の良心次第です。
2.なぜ過去最高額を記録できたのか
では、そんなアヤフヤな契約義務のNHKが、なぜ集金過去最高額を記録できたのでしょうか。
この理由は、日本の家族の暮らし方が大きく影響しています。
“核家族化”って言葉聞いたことありますか?
これが一番の理由です。
日本の核家族化
最近よく聞く”核家族”。どんな意味なんでしょうか?
核家族とは具体的に以下のような形態を指す[2]。
1.一組の夫婦のみ
2.一組の夫婦とその子ども
3.父親または母親とその子ども(父子世帯や母子世帯)
4.(子供からみて)両親または父母のどちらか一方と未婚の兄弟姉妹
のいずれかからなる家族を指す。フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)より
ウィキペディアは使ってる言葉が難しいですね(笑)
つまり、お爺ちゃんやお婆ちゃんと一緒に暮らさない家族のことです。
核家族化とNHKの受信料の関係
「え、なんで核家族化の話が出てきたの?」
って思った方。これには、NHKの受信料回収の仕組みが関係しています。
どういうことか、それは
ということです。
つまり、核家族化(親戚がバラバラ)が進み昔よりも、世帯数(家の数)が増えている現代は、NHKと契約できる件数が増えているんですね。
例えば、【お爺ちゃん、お婆ちゃん、お父さん、お母さん、子ども1人】が1つの家で住んでいると、NHKの契約は1件です。
しかしもしこの家族が【お爺ちゃん、お婆ちゃん】【お父さん、お母さん、子ども1人】と2つに分かれていたら、NHKの契約は2件。
【お爺ちゃん、お婆ちゃん】【お父さん、お母さん】【子ども1人】の3つに別れていたら、契約は3件になります。
だから、核家族化が進み、親族がバラバラに住んでいる現代はNHKが回収できる金額が増えているんです。
これがNHKの受信料回収額が2018年に過去最高を達成した理由です。
3.おわりに
最後まで読んでくださりありがとうございます!
今回はNHK受信料の仕組みを簡単に解説してみましたがどうでしたか?
現状では、契約をしなくても罰せられませんが、今後はどうなるか分かりません・・・
今後のNHKの動きを要CHECKです!!
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